摘要

茶道と日本文化が緊密なつながりを持っているならば、茶の湯の発展史という視点を日本人の美意識の探求に取り入れることがあらためて意味を持つだろう。本文では、茶の湯の発展史、特に村田珠光、武野紹鴎、千利休といった三人の思想を考察し、茶道と日本人の美意識を究明しようとした。